一人で悩んでませんか?
借金で悩んでいるのは、あなただけではありません。

原価率を見余るから借金した

知り合いは飲食店を開業して以来、借金に苦しんでいます。 新型コロナウイルス感染症の蔓延や外食をする消費者が激減したことにより、運営がままならなくなったそうです。 知り合いから借金をして月々何とか運営していたようでした。 原価率というのがモノをいうようです。 飲食店の原価率は3割らしいのですが、何を勘違いしたのか、一ヶ月の店の売上全体に対して仕入れ金額の合計が3割であるのに、個々のメニューの原価率すべて3割だと思いこんでいたようでした。 飲み物も提供していて、ビールの仕入価格は納品契約により異なります。 それなのに、一律の原価率で販売していたら、個人店となる取扱量の少ない知人の店は、仕入れ価格の安いチェーン店に価格で絶対に太刀打ちできません。 それを分かっておらず、開業当時から赤字続きでした。 それなのに、周りはチェーン店が多く、客足が遠のく一方です。 借金返済もろくにできずに、借りた相手に頭が上がらず、しまいには「店を閉める」という話しまで出てしまいました。 なんとか、借金した相手には返済を待ってもらい、難を逃れることができていましたが、そこからは原価率を適正に抑えることを考えた仕入れをしています。 例えば、契約によって仕入れ価格が決まっていない、オリジナルカクテルや酎ハイなどをメインにメニュー替えしたようです。 店で材料を揃えるから、材料やレシピの工夫によって魅力ある商品提供ができて、現在は立て直しが少しずつできています。