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借金で悩んでいるのは、あなただけではありません。

計画的な利用を忘れた代償:借金完済までの道のり

社会人になり、勤め先の業務でクレジットカードを作成したことが、私の借金地獄の始まりでした。
当初は会社の経費精算でカードを使用していましたが、給料日前にお金が足りなくなると、生活費の補填にカードを使うようになりました。
そのうちボーナス払いや分割払いを多用するようになり、最終的にはリボ払いへと移行してしまいました。

当時、仕事や人間関係のストレスを買い物で発散することが多く、実店舗や通販で頻繁にショッピングをしていました。
その中には、自分の収入には見合わない高価な宝石を分割払いで購入することもありました。
「カード枠がまだ残っている」という感覚にとらわれ、使える分を使い切るうちに、借金をしているという自覚は薄れていきました。

やがてカードの利用枠は満額になり、返済しては再び使うという自転車操業状態に陥りました。
毎月の支払いに頭を悩ませる日々が続き、副業にも手を出しました。
しかし、収入を増やすつもりが、商品購入やスキルアップのためのスクール代がさらに借金を増やす結果となりました。

転機が訪れたのは、当時付き合っていたパートナーからの助言でした。
状況を相談したところ、弁護士や司法書士への相談を勧められました。
銀行からの借り入れも断られる中、複数のカード会社の支払いを一括で整理するため、任意整理を決断しました。
このプロセスに三年を要しましたが、ようやく完済することができました。

完済後、信用情報に傷がついたため、新しいクレジットカードを作ることはできず、現金中心の生活を送るようになりました。
この経験を通じて、クレジットカードの利便性と危険性を痛感しました。
カードは便利なツールですが、使い方を誤ると深刻な問題を引き起こします。
「ご利用は計画的に」という言葉の重要性を身をもって理解しました。