一人で悩んでませんか?
借金で悩んでいるのは、あなただけではありません。

アルバイト先の後輩

もう十年以上前になりますが、当時アルバイトをしていた飲食店で、すっぴん無垢な感じが可愛い学生アルバイトの子がいました。あまりシフトが合うことはありませんでしたが、たまに顔を合わせると、テレビドラマの話やバイト先の話題など、他愛もないことで一緒に盛り上がれる、妹のような後輩でした。しかし、急に彼女が無断欠勤をすることが増え、皆心配しながらも、シフトに穴が開いて周りが大変になるので、だんだんと彼女を悪く言う人が増えてきました。私は心配になって連絡してみましたが、しばらく連絡が取れずで、私も少し不審に思うようなってきました。しかし、しばらくして、「今夜の仕事忙しいんです、すみません。○○(バイト先の飲食店)だと稼げないんですけど、そっちもどるんで、もしできたらお金貸してもらえませんか?笑」といったような、純粋な彼女のものとは思えないメールが来ました。彼女は結局退職すること(実質的な解雇)となり、制服などを返しに来ましたが、その際のキャバ嬢のような風貌と、光をなくした何かの中毒にでもなったような目は、今でも時々思い出してしまいます。合コンのつもりで参加した飲み会でホストにはまったのか、学生あがりのばかりで将来を棒に振るような道を選んだばかりか、借金も結構大きくなってしまったようで、親などにも頼れない家庭環境で、結局夜の世界で自分の体を使って働くという結果に…。周囲の心配も、ついには「偽善」のように言われ、アドレスなどが変わってしまい、連絡を取ることはなくなりましたが、簡単に二十歳そこそこの子の口から「〇十万、百万」といった言葉が出てきたときの恐怖と違和感は、今でも忘れません。

福岡の弁護士による借金問題相談