父の急死で借金があったことを知り最善の手段で返済義務から逃れた

元気で病気一つしたことない父が、風邪をこじらせて急性肺炎になり近くの病院へ入院したのですが、入院して1週間ほどで亡くなってしまったのです。病院から連絡があっ た時は信じられなかったのですが、ベッドで横たわって動かない父を見て現実であるのを思い知らされたのです。私の父は建設業自営業者で一人親方でしたが、私はサラリー マンで家の仕事はノータッチでした。しばらくして父の取引銀行から電話があり、かなりの借金があることを知り、父の机を整理しているとクレジット会社や小口金融など からも借金していたことがわかったのです。総額で1000万を超えていて、当時の私の会社の給料が20万円ほどでしたので、これをどうやって返していけばいいのかと 途方に暮れてしまったのです。つまり親に財産があるときは、配偶者や子供が相続するのですが、借金も同時に相続することになるので息子の私が借金を支払う義務が 発生するのです。なぜ私が知らない借金の返済義務があるのかと憤りましたが、法律で決まっているので仕方ありません。しかしいい方法はないかと思い、市役所の 法律で無料相談会があったので、そこでボランティアで来ていた弁護士の先生に父の借金のことを相談してみたのです。すると相続放棄という方法があり、手続きすると 借金を相続しなくてよくなると教えてくれたのです。ただ弁護士に依頼するとお金がかかるので、お金に余裕がなかった私は本屋で相続放棄についての本を買って、自分で 手続きすることにしました。相続放棄に必要な書類をそろえて裁判所へ行き、手続き書類を作成したのですが、わからないところは裁判所事務菅に聞くと丁寧に教えて くれたので、なんとか無事書類を提出することができ、無事に相続放棄して借金がなくなり安堵しました。