一人で悩んでませんか?
借金で悩んでいるのは、あなただけではありません。

一家離散

父の借金が発覚したのは私が小学5年生の時でした。父が事故を起こし、入院していた病院に取り立て屋が来た事で発覚しました。中身は自分の借金ではなく、人の借金を被ってしまったという事でした。2人から借金の連帯保証人をお願いされ、父は承諾したとのことでした。2人分の借金、総額約3000万円。母は父を責めました。「家族がいる人のやることじゃない」
その日から地獄の日々が始まりました。返済の催促の電話、家まで取り立て屋が来ました。父は仕事で不在の為、母がすべて対応しました。私には「電話には絶対出るな、誰か来ても絶対出るな」と言いました。私が中学生になった時、専業主婦だった母は働きに出ました。父は仕事の掛け持ちをしてなんとか返済しようとしていました。母は自分の親と妹に頭を下げ、お金の援助をしてもらいました。また、母は連帯保証人をお願いした2人の内の1人が働いている職場まで行き、お金をなんとかしてほしいと言ったそうですが、ダメだったようです。そのうち、父は働きすぎによる心身症、母も軽い鬱と診断されましたが、なんとか家族を守りたいと母は仕事を転職しながら働いていました。父も自分のせいだからとなんとか働いていました。
しかし、約3000万円の借金を中小企業に勤めているサラリーマンが返済出来るわけもなく、私が中学2年の冬、自己破産の申請をしました。持ち家をとられる事になり、近くのアパートに引っ越しました。そして中学3年になった4月に両親は離婚しました。

債務整理 弁護士 北九州